手軽に行ける絶景 神奈川県ユーシン渓谷
神奈川県が誇る絶景の「青」
それがこのユーシン渓谷にありました。
私鉄小田急電鉄で新松田駅下車、バスで40分少々いった先の玄倉バス停より徒歩でいけてしまう、お手軽絶景です!
玄倉バス停からは丹沢湖を左手に、玄倉川沿いにユーシンへ向かいます。
今回は、バス停から片道で10kmほど歩いたところにあるユーシンロッジを目指します。ユーシンロッジからは鍋割山など、丹沢の主要な山にも続いていますので、ベースとして利用される方もいるとか。
片道10kmの道は大人でも3時間以上は掛かりますので、バス停にはなるべく早くの時間に着くようにしましょう。
また玄倉バス停では帰りのバス時間もチェック!目的のバスを逃すと、1時間以上待つことになりますよ!
さすが丹沢、カエルもビッグサイズです。
このユーシン道ですが、全部で8つのトンネルを通り抜ける道となっており、1箇所は200m程度の電灯もないトンネルを進むことになりますので、ヘッドランプは持参したほうがいいかも。
ヘッドランプを消すとマジで何も見えないです。一種の瞑想状態にはなれるかもしれません。
しかも途中で道が曲がっているので、ライトなしだと怪我の危険がありますので注意を!
でも何故青い?
このユーシン渓谷を彩る青ですが、1枚目の写真ではわかりにくいですが正式な名称は神奈川県企業庁が管理する「玄倉ダム」といいます。
なにやらダムの施設から青い液体が漏れているようにも見えますが、気のせいです。
この水が青く見える現象ですが、チンダル現象というようです。
完全な真水ではないダムなどでは、光の波長が透過する前に水中の微粒子によって赤色波長が吸収され、波長の短い光が散乱光として青く反射するとか。
そのためか、停滞しているような川の奥では青く、下流では白く見えるような分離もここでは見られます。
また丹沢山塊と同じく、紅葉シーズンには青い水面に紅葉が映えて、絶景だとか。
(筆者は9月に撮影をしています)
見ごろは丹沢と同じく11月上旬からですが、2015年は若干紅葉が早かったようなので、紅葉を目当てにする場合は天気予報をチェックですね。
ユーシンブルーを見たら、後はまっすぐ進むだけです!
(この時点で6km程度、あと4kmほどあります)
苔むした林を抜けると、ついにユーシンロッジに到着です!
ユーシンロッジは設立が1970年と45年前になりますが、綺麗なトイレもあり絶好の休憩スポット。現在は休業中です。再開される日を心待ちにしています。
帰りは同じ道を引き返します。一応、別の山へ抜ける道もあるので、体力のある方は鍋割山にでも。
往復とはいえ、20kmほどの道のりとなりますので、体力に自信がない方はロッジまでは向かわず、ユーシン渓谷で戻ることをお勧めします。
トイレが我慢できそうになければ、ユーシンロッジまでがんばってください!
ちなみに筆者がユーシン渓谷へ向かった際には、途中で何人もの山ガールとすれ違いました。意外と山ガールに人気?